渋谷駅はリニューアルされてもやはりごちゃ感はそのままのようです。複雑に地上駅と地下鉄と商業施設とが絡みあう構造は、今も、今後も変わりません。
わかりやすい構内図?そんなの無理です。ある程度理解のハードルは高くなります。すいません。
そんな詰め込み過ぎな渋谷駅の構内を、できるかぎり分解してmap化しました。
例:JR線の構内改札map
個人的には、渋谷駅周りの
「施設」
「各路線の位置関係」
を把握しておく事が構内図理解のキモだと思います。
渋谷駅周りの位置関係map
「何線はどの施設に近いのか」位置を把握しておくと、乗り換えの際にはスムーズに行ける場合が多いはずです。
参考
・JRからの乗り換え経路全パターン
・東横線からの乗り換え経路全パターン
・田園都市線からの乗り換え経路全パターン
・銀座線からの乗り換え経路全パターン
・京王線からの乗り換え経路全パターン
渋谷駅乗り入れ路線の位置関係
地図に路線図を重ねてみると、
道玄坂の地下を走る
「半蔵門/田園都市線」
明治通りの地下は
「東横/副都心線」
東急東横店をぶち抜くのが
「JR線」
マークシティの中にあるのが
「京王井の頭線」
という位置関係になっています。
目次
各路線ごとの構内図(ホーム階、改札階)
渋谷駅の構内図を
路線ごとにホーム階、改札階ごとに分けて記載しています。
JR線
JR線は、
渋谷駅構内の中央に位置しており、東急ビルと融合している路線です。
渋谷駅では、1番の鬼門、JR線。
駅の中心に位置しているので、乗り換えしやすいのかな?と思いきや・・改札が3つのフロア(1F、2F、3Fそれぞれに改札があります。)に分散していて、方向感覚がとってもつかみにくい路線です。
・ホーム階(山手線)
山手線は島が2つあるタイプのホームなので、内回り、外回り方向を間違うと島を渡る階段移動がちょい面倒です。
ただ、2020年10月以降の最終移設工事後は、山手線のホームは島1つの1面2線となります。
内回り、外回りの移動は反対側に数m歩くだけとさらに便利になりそうです。
・ホーム階(埼京線)
2020年6月の移設工事で、埼京線は山手線と並走する位置関係になりました。
埼京線の他、湘南新宿ライン、りんかい線直通、JR・相鉄直通の列車が乗り入れるホームなので、JR線同士の乗り換え時は、コンコースの横移動(横にあるホーム間の移動)で済むのは楽ちんです。
JR線、改札の位置関係
北の先端に「ハチ公改札」があり、
東急ビル内に「中央改札」「玉川改札」「中央東改札」、
西口バスターミナル前に「南改札」、
・・と南北に一直線に整然と並ぶのですが、実はそれぞれ階層が異なるのがわかりにくいところです。
ハチ公改札は1F
玉川改札は2F
中央改札、中央東改札は3F
南改札は1F
・・というふざけた感じです。
こんな階層の複雑さが渋谷駅が嫌われる要因なのかも。。
だだ、だからといって、乗り換えの際に階層構造を無理に意識しすぎてしまうと、余計に方向感覚を見失ってしまう可能性もあります。
北にハチ公改札、南に埼京線の改札、真ん中あたりにビルの中に出る改札があるな~ぐらいのシンプルな捉え方をしたほうが迷いにくいのかなと個人的には思ってます。
京王井の頭線
京王井の頭線は、
渋谷駅構内の西側に位置しており、渋谷マークシティと融合している路線です。
渋谷駅の全体からすると西の端っこに位置しています。
マークシティはホテル併設の施設なのでスーツケース持ちで移動する人は多いですが、段差が随所にあり乗り換えの際には苦労するかも。
若干の離れ小島感はあります。
もっとも近いJR玉川改札からだと150m、徒歩2分程度です。
ホーム階
降車専用ホームが別島で、しかも渋谷駅は始発駅なので、改札内では方向感覚を失うことはないと思います。
改札階
3つある改札が1F~3Fに点在してはいますが、降車専用ホームが別なので、乗り換えの際など迷うごちゃ感はあまり感じないかと。
他路線と複雑に絡みあっているわけではないのですし。
ちなみにアベニュー口は商業施設の中、レストラン街(4F)に出ます。
東急東横・副都心線
東横/副都心線は、
渋谷駅構内の東側に位置しており、ヒカリエ、ストリーム、SS東(スクランブルスクエア東棟)と融合している路線です。
以下の商業施設3つと連結している事で、もっとも方向感覚が掴みにくくなっている路線だと思います。
・ヒカリエ(出口B5で直結)
・南側の渋谷ストリーム(出口C2で直結)
・スクランブルスクエアの東棟(出口B6で直結)
参考:渋谷スクランブルスクエアへの行き方
渋谷スクランブルスクエアへの行き方(JR線の方要注意)
渋谷駅の構内図を見ても、このあたり位置関係を把握してないとちんぷんかんぷんになるはず、
ここでスマートに出口を探すかな渋谷駅移動のキモですね。。
東横/副都心線と各路線の位置関係
東横/副都心は地図に重ねると南北に伸びる明治通りの下を走ってます。地下通路は北側は宮下公園、南側は渋谷ストリームあたり続いてます。
西に離れた井の頭線との乗り換えはちょい距離があります。
ホーム階
東横/副都心線は、地下5Fにあるため、ホーム階から上ってくるだけでもちょい時間がかかります。
しかもジグザグに張り巡らされたエスカレーターが何段もあって、コンコースがやけに複雑につながっているので、方向感覚を失うことも多いです。
改札階
扇状の形の宮益坂中央改札を中心にして、南北に一直線に伸びています。
※西に延びているのは半蔵門/田園都市線のエリア。
※渋谷駅で地下鉄を利用するなら、まず以下のイメージ図を頭に思い浮かべたいですね。
宮益坂中央改札(扇形になっている)
渋谷駅は東急にて東横/副都心と、半蔵門/田園都市線をまとめて管理しているようで、改札内乗り換えができて便利なのですが、逆にそれが、混乱しているとも言えるかもです。
半蔵門線・田園都市線
田園都市/半蔵門線は、
渋谷駅構内の北側に位置しており、Qフロントと融合している路線です。出口A6からQフロントと直結しています。
田園都市/半蔵門線と周辺との位置関係はこんな感じ
半蔵門/田園都市線はQフロント前の「スクランブル交差点」あたりから109の下辺りの地下を走っています。
渋谷のど真ん中の地下を走っているイメージです。地下の通路(しぶちか)は、けっこうな混雑だったりします。
ホーム階
改札階
扇状の形の宮益坂中央改札を起点に、西側に一直線に伸びています。
※南北に延びているのは東横/副都心線のエリア。
※渋谷駅を地下通路経由で移動するなら、以下のイメージ図を頭に思い浮かべたいですね。
道玄坂改札から出れば、地下経由で109まで600m、1分程度です。
銀座線
銀座線は地下鉄なのですが、渋谷駅の銀座線は地上3Fです。
渋谷ヒカリエ、
スクランブルスクエアと融合しています。
ヒカリエからニョキっと生えてるのが銀座線です。銀座線の移設工事完了後はヒカリエに直結の改札ができます。
※リニューアル工事で東横ビルの中にあったホームを東寄りに150m程度、明治通りの真上あたりにホームが移動しています。
ホーム階
旧銀座線ホームは「降車専用ホーム」と「入場専用のホーム」が別の2面構造でしたが、NEW銀座線ホームは1面構造ですっきりのイメージです。
これが当たり前に思えないほど、旧銀座線のホームは複雑でした。
参考:旧銀座線ホーム
改札階
ホームと同じフロア(3F)にあるのが「スクランブルスクエア方面改札」、
ヒカリエ寄りのホームを1Fまで下りると「明治通り方面改札」、
降りる階段途中(3Fと2Fの中間あたり)に「ヒカリエ方面改札」。
※リニューアル工事後は6つあった改札(乗車用/降車用)がすべて撤去され、2つの改札に集約されてます。
出口の位置関係
渋谷駅構内の地上エリアには「ここが何口ですよ」という明示的なナビ看板が少ないです。このエリアは宮益坂口だよ!とか東口ですよ!という看板はありません。
JR線の地上出口は4つ 3Fの新南口が1つ。
※新南口は、2020年以降、埼京線ホームが移設に伴い廃止予定です。
全体の距離感として、
「ハチ公口」→「宮益坂口」歩行距離60m、徒歩1分
「ハチ公口」→「西口」歩行距離130m、徒歩2分
「西口」→「東口」歩行距離120m、徒歩2分
「東口」→「宮益坂口」歩行距離80m、徒歩1分
「東口」→「新南口」歩行距離380m、徒歩6分
・ハチ公口
渋谷駅全体の北西に位置します。ハチ公口改札とリンクしています。改札の前の広場がハチ公口です。
・宮益坂口
ハチ公口の東の反対側、北東に位置します。東口のバスのりば前、ヒカリエから生える銀座線の下あたりが宮益坂出口です。
ちなみに「ここは宮益坂出口です」という看板的なものはありません。
NEW渋谷駅は、中央に見える東急東横店がなくなって、後ろに見える細いビル(渋谷マークシティ)と歩道橋で連結します。
・東口
この東口の目の前にヒカリエの建物が見えるのですが、明治通りの一部が横断禁止なので、いったん2Fに行ってデッキ経由で行く必要があるのはちょい面倒です。
・西口
今後のNEW渋谷駅では、このあたりまでハチ公広場が広がってくるイメージです。
建物の1F部分が、ガレージ的な感じになって広々とするようです。
・新南口
ホテルメッツビルの一部です。
すでに廃止の決まっている出口ですが、当面は新南口改札と共に通路として機能するようです。
地下とつながる出入り口はエリアごとにナンバリングされています。
- 109周辺にあるA-○出口
- ヒカリエ周辺にあるB-○出口
- ストリーム周辺のC-○出口
- フクラス周辺のD-○出口
※2019年より地下出入り口が名称変更
※旧出口、新出口対照表>>(画像リンク)
※D-出口は2020年8月現在整備中
出口A0~A12
109周辺に点在する地下出入り口にはA-◯と番号が振られています。
以下の2つは覚えておくと移動が楽になるかも。
・「A8」出入り口はハチ公広場に直結
・「A2」出入り口は渋谷109に直結
出口B1~B7
移動の際に覚えておきたいのは、
「B6」出入り口
渋谷駅の中心、「スクランブルスクエア」に直結していて、全方向に移動ができる動線の起点になる場所でもあります。
出口C1~C3
覚えておきたいのは、「C2」出口。
渋谷ストリームに直結するのが「C2」(旧16b)
このCエリアは、国道246が走り、高架下ということもあって、周囲が見渡しにくくて方向感覚がつかみにくいところです。
間違えてC1、C3出口にでてしまうと「あれっストリームどっち?」となる可能性大なので、注意が必要です。
参考:渋谷駅の出口、地下出入り口のどこから出れば周辺施設にいけば早いのかは以下の記事で詳細解説しています。

改札の位置確認用の駅構内図
3階層に改札が点在するJR線。ハードル高そうですが、まずは平面把握を優先したほうがいいと思います。
JR線
ハチ公口改札(地上1F)
渋谷駅の工事で大きく変わるのがハチ公前の広場。
いままで、東急のビルが窮屈にハチ公広場を圧迫していましたが、それがなくなってハチ公広場が広くなるイメージで改装されます。
中央改札(3F)
中央東改札(3F)
玉川改札(2F)
新南改札(3F)
ホテルメッツと同じ建物内です。
※すでに廃止の決まっている改札ですが、当面は通路として機能するようです。
改札が各階(1F~3F)に点在しているので、その階層構造がわかりにくいと言われているJR渋谷駅の改札含めた位置関係ですが、、
階層をあまり意識しすぎると、余計混乱するのかな、と個人的には思います。
JR渋谷駅の改札の位置と階層はこんな感じ>>ですが、見ると余計混乱するかもです。。
京王井の頭線
中央口改札
この中央口改札を進行方向にまっすぐ進むとJR線玉川改札に突き当たります。
アベニュー口改札
商業施設内の改札なので、周りはレストランです。
西口改札
薄暗い感じの西口改札、線路の下にある立地なので薄暗いです。
井の頭線もJR線と同じく井の頭線も3フロアに渡って、改札が点在しています。ただ階層構造を無理して理解しようとすると余計混乱してしまうのかな。と個人的には思っています。
井の頭線渋谷駅の改札の位置と階層はこんな感じ>>ですが、あんまり見ない方がいいかもです。。
東横・副都心線
東横/副都心線エリアを拡大すると↓
宮益坂東口改札
宮益坂中央改札
ヒカリエ1改札
ヒカリエ2改札
丨
半蔵門・田園都市線
半蔵門/田園都市線のエリアを拡大すると↓
※半蔵門/田園都市線の改札は、東急側で一括管理しているため、改札内乗り換えが可能です。
※宮益坂中央改札と宮益坂東改札は東横/副都心と共用しているようなイメージです。
ハチ公改札
道玄坂改札
銀座線
スクランブルスクエア方面改札
スクランブルスクエア方面改札を出るとまっすぐ行く通路と左へ向かう通路があります。
まっすぐ行くと、「JR線中央改札」前へ、左へ向かうとスクランブルスクエアの3Fのエントランスにつながっています。
ヒカリエ方面改札
3Fホームから降りる階段途中(2F)に設置されています。渋谷ヒカリエのオーブチケットカウンターの裏の階段です。
明治通り方面改札
明治通り方面改札を出ると、銀座線が走るちょうどしたの高架下に出ます。
右へ向かうと、宮益坂へ。左へ曲がるとヒカリエ目の前です。
通路の確認用
結局どの通路がどの改札とつながってるのか?どっち口に出るのか?そのあたりを交通整理したくてまとめてます。
【地下】明治通りの下
【地下】道玄坂の下、JR渋谷駅~109
【地下】ハチ公広場の下
【地下】東口の地下広場
【1F】東西横断、ハチ公広場~宮益坂口
【1F】東西横断、JR南改札~東口
【2F】JR玉川改札~井の頭線
【3F】JR中央改札~ヒカリエ
【アーバンコア】SS東、ヒカリエ
・明治通りの下(渋谷ストリームから宮下公園まで続く)の地下通路
明治通りの下を扇形の宮益坂中央改札を南に200m伸びている地下道です。渋谷エリア周辺にしてはもっとも空いています。
通路にある改札の位置関係は以下
壁面のオブジェが目印ですね。
扇形の宮益坂中央改札を西に250m伸びている地下道です。渋谷地下エリアではもっとも混雑します。
基本渋谷駅の人の流れは、109方面に向かっているので地下通路の混雑はやむなしなのですが、地上経由で109に向かうと、なんともっと混んでますので注意です。。
この地下通路が特徴的なのは、天井に天使の輪みたいな装飾。
壁面のすっごい長い液晶画面があります。
2019年11月に利用できるようになった地下通路(地下広場)です。
渋谷駅の東側(宮益坂口/東口)のちょうど地下部分。
路線との位置関係は、東急東横/副都心線と、半蔵門/田園都市線と隣接する地下に位置しています。
多分この東口広場ができたことで、この広場が人の逃げ道になり、激混みする半蔵門/田園都市線のハチ公改札からの人ゴミを多少は緩和されているのかと。
JR線と東横/副都心線の乗り換えもこの広い通路で行き来できるのはストレスがだいぶ減っているはずです。
スクランブルスクエアとの連結部分の前にはロッカーが設置されています。これ、渋谷駅の周辺ロッカーはおもっきり雨ざらしのところが多いので、この場所はにあるのはけっこう嬉しいかもです。
ちょうどハチ公広場の真下、昭和なお店が並んでる地下通路です。
JR線で渋谷駅に来た人は、この地下通路から109に行くとすいすい行けるかもですが、いまいち交通整理されていない感があるので、わざわざこの通路を使うのはおすすめしません。
JR線を東西に横断する最北端の通路です。
渋谷駅のリニューアルでは東西横断の導線を確保することが優先順位が高いようで、この上に空中デッキみたいな通路ができる予定です。
こちらの東西横断の通路ではありますが、工事中でこんな感じの細道です。
ハチ公広場側と違って、東口の南側にはスクランブルスクエアというビルがあるため、その1F部分が直線的な東西横断通路になるのかは、ちょっと微妙です。
多分、広い東西横断通路にはならずに、建物をすり抜けて行く事ができる程度の通路になるのかと思います。
JR線渋谷駅と井の頭線渋谷駅を結ぶ通路です。
幅広で、長さもある通路ですが、段差があるとこなので、スーツケースを引っ張って歩くだけでもじ大変です。
渋谷駅リニューアル後は、玉川改札が駅の中心的なエリアになり、ここがメインストリート的な役割になるのかもです。
JRさん多分、駅ナカを作ると思うのですが、人気店の前で行列ができたりして通行ができなくなって、人の流れ、導線がおかしくなること結構あります。
渋谷駅のリニューアルではそうならないように期待したいです。
この通路はJR線の中央改札前のスペースと銀座線の降車改札前のスペースでもあって、人の流れがもっとも悪いところですね。。
NEW渋谷駅では、人がさばけそうな通路なので、通路脇にカフェとかショップとか通行の妨げるようなテナントはつくらないでほしいかも。。
・スクランブルスクエア、ヒカリエのエスカレーターが集まってるところ
もちろん通路ではないのですが、、ビル内のでは上下の導線をつなげる通路とも言えなくもないので記載しときます。
エスカレーターが固まってあるエリアです。
※アーバンコアと呼ぶようですが、あんまりピンとこないので(なんかイメージしにくいので)「エスカレーター郡」と呼んでます。
ある種のビル内の交差点的なイメージです。地下の降りるレーンが5つ、さらに奥に上るレーンがあり、さらに上にも。
スクランブルスクエア東棟のエスカレーターが集まっているところ↓↓
各フロアで、東側のヒカリエとつながり、南側で渋谷ストリームとつながり、西側では、駅とつながっています。さらに地下では東横/副都心と連結しているエスカレーター郡です。
上下、東西南北に人の逃げ道を作り、混雑を緩和して、人が流れるような構造になっているようです。
ヒカリエ側にもエスカレーターが集まっていてビルの中の交差点的な役割を持つエリアがあります。
ちなみにNEW渋谷駅では、銀座線が明治通りの上に移設され、ヒカリエの2Fに銀座線に直結する改札ができるので、ヒカリエのエスカレーター郡はさらに人通りが多くなりそうです。
渋谷駅のここが嫌だ
【階段】JR中央改札前の急な階段
【乗り換え】埼京線乗り換え
【混雑】ハチ公前の混雑
【マップ】案内版の向き(東西南北)
渋谷駅で迷ってしまう理由でもあるのですがが、自身が渋谷駅の構内で躓いたところは。。
・この階段!
JR線中央改札から井の頭線へ向かうときに降りる階段
この段差と角度。。スーツケースを持っている人の事を全く考えていないユーザビリティ。。もちろん近くにエレベーターはありません。
渋谷駅の不便さはこのあたりが象徴してます。この段差と周りが見通せない通路、ストレス以外の何物でもないです。
こういう窮屈な段差があるだけで、ほとんどの方は方向感覚を見失うんです。。
・埼京線への乗り換えが遠すぎる
先が見えないほど遠くのホームまで歩かないと行けないのか。。といつも思う。
経験済みの人も多いかもですが、350m、徒歩で5分程度、旅行とかお出かけの楽しい気持ちを萎えさせる距離ですよね。
追記:2020年6月1日より離れ小島だった、埼京線ホームは山手線と並走する位置に移動しました。
すでに「広場」ではなく、ハチ公前の「狭いスペース」としてしか機能してません。
このハチ公広場の東急東横店の入口前は待ち合わせ場所として活用されているようですが、待ってる人の見分けがつかないはず。あんだけ人がいたら、、
それにあの電車とかオブジェみたいなものは必要ない気が。。さらに、植樹の代わりにスペースを割いたほうがいいと思います。
個人的には北が上で東が右側の方がしっくりくるのですが、渋谷駅周辺の各種マップは向きが様々です。
参考:周辺マップについてはこちらで詳しく説明しています。

東横/副都心線のヒカリエ改札前のこのでかいマップは北が右です。私は戸惑いました。。
多分案内地図の設置場所に応じて、東が上だったり、南が上だったり、意図的に調整をしているのかと思うのですが、(おそらく見上げた方向が地図の上部になっている)個人的には頭の切り替えがちょいムズいと感じます。
ちなみに同じ東横/副都心線にあるマップでも改札前のタッチパネルの案内図は南が上になっていました。
このJR線の案内図の場合は、南が上になっています。
・周辺施設の名前の区別がつかない
特に以下の施設名
スクランブルスクエア
ストリーム
フクラス
ヒカリエ
マークシティ
特徴的な外観とかを紐付けたいのですが、難しいですよね。唯一スクランブルスクエアだけは外観に特徴があります。
・スクランブルスクエア
クリスタルな感じの壁面、夜空の星的な柱の装飾
床のデザインもこんな模様で特徴的。灰色と白のスクエア柄の床なら、自分がスクランブルスクエア内に居るってことが認識できますね。
・・ストリーム、ヒカリエ、マークシティについては、外観的な際立った特徴が、、見つからなかったです。。
NEW渋谷駅!
2020年の春を区切りに新しくなるのは以下6つ
【埼京線】埼京線乗り換えが楽ちん
【銀座線】銀座線が広くなる
【ハチ公】ハチ公広場が広くなる
【スケルトン】見通しが良い
【ナビ】4つのエリア区分ですっきり
【通路】東西横断がしやすい
・埼京線への乗り換えが楽になる(2020年6月1日から楽になりました)
埼京線と銀座線の位置(リニューアル前と後)
・銀座線のホームが広くなる(2020年1月3日より広くなりました)
現在は島が2つ(乗車用と降車用と2つ)ですが、島一つになり、乗車用降車用の区別がなくなります。島ひとつになったその分ホームの幅が広くなるイメージです。
スクランブルスクエア中央棟、西棟、東棟のリニューアル前と後
東急東横店はビルごとなくなります。その分ハチ公広場がひろがることになりますね。
そもそもハチ公前の広場はキャパオーバーだったので、渋谷駅のリニューアルでもっとも嬉しいですね。
モヤイ像のあるところ、西口バスターミナルエリアには、スクランブルスクエア(西棟)という施設があらたに建設されます。
じゃあ西口バスターミナルは?
スクランブルスクエア(西棟)の1F部分がガレージみたいにぽっかり空いて、バスターミナルエリアになるようです。
さらに向かいの新設のビル「フクラス」の地下にもバスターミナルが出来るようです。
参考:渋谷フクラス(東急プラザ渋谷)への行き方
渋谷フクラス/新東急プラザへの行き方(東横線からはちょい歩く)
渋谷駅の構内の再開発に関する資料には、縦横無尽に行き来できる「アーバンコア」という構造は便利だよ!と記載があります。
ですが・・素人目線でみると、ジグザグの長いエスカレーターと四方に広がるデッキとか通路が、、ん~便利だとは感じないです。。うわっつめんどくさそうとしか思えません。
ただ、エスカレーター郡は、結果的に天井高い吹き抜けになり、ガラス張りの構造というのは、周囲を見渡したときに、行き先の予想がつきやすいのは確かです。
「あっちにバスが見えるからバス停ににたどり着きそうだな」とか
「ガラスの隙間から見えるのが、ヒカリエ?かな」とか
「吹き抜けの向こうに見える広いスペースはハチ公広場?」とか
これから工事が始まるハチ公広場前、モヤイ像の前のスクランブルスクエアの建設では空中デッキが作られますが、窮屈さをカバーしつつ、見通しの良さを感じさせる駅の構内になっていきそうでちょい楽しみです。
・案内ナビの統一(2019年11月に渋谷駅周辺地下出口の名称がエリアごとに区分けされましたが、まだまだ分かりにくい。。)
この影響はけっこうでかいと思います。
駅構内含めて、渋谷駅周辺の町中のナビがこのエリアを基準に再作成されるのではないかと。
極論ですが、街中のナビがエリアごとに修正区分されれば、今自分が居るお店がどのエリアなのかというのが電柱とかを見て認識出来るようになる日は近いと思います。
「あ~あっちはAエリアか」という目安があるだけでも、周辺施設へのアクセス、駅構内での移動でも迷う確率は減るかもしれないです。
一般的にはターミナル駅なら、メインストリート的な東西を行き来できる広めの通路、導線があるもんですが、、渋谷駅ではありません。申し訳程度の細道しかないです。
ただ、今回の渋谷駅リニューアルでは、複数の東西横断導線が出来る予定です。
NEW渋谷駅にできる東西横断経路は以下。
スクランブルスクエア西棟とフクラスをつなぐ通路(2F)
銀座線の天井とハチ公広場をつなぐ通路(3F)
ハチ公広場とマークシティをつなぐ空中デッキ(3F)
特に銀座線の上を渡ってハチ公広場の上を眺めることができるのは爽快かも
駅ナカ(エキュート)はある?
あります。「ecute editon」
東口広場前の商業施設(スクランブルスクエア)のテナントとして「 エキュートエディション」が1Fに入店しています。
駅ナカ施設としてJR品川駅、東京駅等で展開しているエキュートですが、渋谷駅のエキュートは、ちょい特殊です。
渋谷駅ナカecute | 品川駅のecute |
改札の外側にある | 改札の内側にある |
スイーツ特化のテナント | レストラン、本屋、ファッション、雑貨、コスメ等々 |
早朝利用不可(10時~21時) | 早朝利用可(8時~22時) |
渋谷駅の駅ナカはスイーツ特化です。有名店が厳選されて揃っていますが、品川駅のエキュートみたいに、本屋とかファッション、コスメの品揃えはありません。
営業時間も朝から営業しているわけではないです。
なにより一番の衝撃は、駅の改札の「外」にある!
駅ナカの定義はいろいろあると思うのですが、、駅の中にあるはずの施設と思いきや・・渋谷の駅ナカ(エキュート)は改札の外です。
(駅の改札外に展開した「駅ナカ施設」は、渋谷駅が初。)
※駅ナカの個人的なイメージは、早朝空いてるときに利用できて便利というのがあるのですが、渋谷駅に行ったらがっかりする人もいるかもですね。
まとめ
渋谷駅の理解は駅の構内を見るだけでは不十分だと改めて感じてます。
通常、各路線の改札、出口の位置関係を把握すれば、駅の全体像は把握できることが多いのですが、渋谷駅の構内図は周辺施設との絡みがキモなのではないかと。